
「魚が環境を感じて恋をする(繁殖行動する)メカニズム」
「フグはなぜ毒を匂いとして感じているのか?」を調べています。
でも、ただ魚を観察するだけではありません。 顕微鏡で脳の活動を覗く『蛍光イメージング』、神経の電気信号を測る『電気生理』、そして実験装置自体をDIYで作る『システム構築』、得られたデータをプログラミングで解析する『データサイエンス』。
生物学的な発見だけでなく、エンジニアリングやデータ解析のスキルも同時に身につくのが最大の特徴です(電気生理・行動解析・画像解析・データサイエンスの技術は食品業界・製薬・環境調査などで強い武器になります。卒業生の進路はこちらを御覧ください)。
「専門知識やスキルがなくても大丈夫。
基礎からじっくり教えます。」
研究室見学・大学院受験・卒研配属を検討している方へ
まずはこのページで研究テーマと身につく技術を確認し、
興味があれば「アクセス・問合せ」からご連絡ください。
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大学院生
大学院生(博士前期・後期課程)を募集しています。
私たちのグループでは、「魚などの水圏動物が、環境を感じて、食べて、恋をして(繁殖して)いくとき、脳の中で何が起きているのか?」 を、
細胞・分子レベルから行動レベルまでつなげて研究しています。
たとえば、こんなテーマに取り組んでいます。
- 神経ペプチドを出すニューロンの働き
- 繁殖行動に関わる「ペプチドホルモン」を作る脳内ニューロンが、
- どんな刺激で
- どのタイミングで
- どこから
ペプチドを放出するのかを、実際に計測します。
- 繁殖行動に関わる「ペプチドホルモン」を作る脳内ニューロンが、
- 感覚・神経回路の“モジュレーション”
- 嗅覚・視覚などの感覚神経回路が、
- 生殖状態(発情・非発情など)
- 上で挙げたペプチドホルモンの作用
によって、どのように変化し、その結果として行動がどう変わるのかを調べます。
- 嗅覚・視覚などの感覚神経回路が、
- フグ毒(テトロドトキシン類縁体)を「匂い」として感知する仕組み
- 毒をもつフグが、体内に蓄積したフグ毒の一部を「匂い」として感じ取り、
- エサとなる生物を見つける手がかり
- 繁殖時に異性を見つける手がかり
として使っている可能性を、行動・神経応答の両面から研究しています。
- 毒をもつフグが、体内に蓄積したフグ毒の一部を「匂い」として感じ取り、
研究内容をもう少し詳しく知りたい方は、ぜひ研究内容 / Research や研究業績 Publications
もあわせてご覧ください(最近の学生さんの学会発表も載せています)。
主に使用する手法は、次のようなものです。
- 電気生理学(パッチクランプ、細胞内外記録、嗅電図 など)
- 蛍光イメージング(ペプチド放出や Ca²⁺ 変化を蛍光として可視化)
- 神経分泌細胞の培養
- トランスジェニック魚の作成
- 嗅覚・視覚応答の行動解析
- 免疫組織化学
- 遺伝子発現解析
- 装置の DIY・制御系の構築、プログラミングによるデータ解析 など
研究テーマの例
現在、学生が参加しやすいテーマの例として、以下のようなものがあります。
・蛍光イメージングや画像解析を用いた神経ペプチド放出の可視化
・メダカの繁殖状態に応じた感覚応答の変化
・神経ペプチドによる嗅覚・視覚情報処理の調節
・フグ毒類縁体に対する嗅覚応答と行動
・嗅覚受容体候補の機能解析













こんな人に向いています
- 魚に興味があり,「なぜその行動をするのか?」を、神経・分子レベルまで掘り下げたい
- 行動観察だけでなく、細胞・回路・行動をつなぐ研究をやってみたい
- 神経科学・生理学に興味がある
- 基礎研究にも興味があるけど,幅広く社会に出ても使える計測・データ分析に関する知識・スキルを身につけたい
- 生理学の実験や解析は未経験でも「やってみたい」>阿部も大学院(それも本格的には博士課程から)ではじめて電気生理の世界に入りました。卒研で未体験でも無問題!
ここで身につくこと
- 細胞・分子 → 神経回路 → 行動 をつなぐ「立体的な見方」
- 水圏生物をモデルにした、神経科学 × 行動生物学 × 生理学 の実践的スキル
- 蛍光イメージング・電気生理・トランスジェニック・データサイエンスなどの実験技術
- 「特定の養殖魚だけ」ではなく、広く動物の脳と行動に応用できる手技・考え方
大学院受験を検討している方、研究室見学をしてみたい方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
せっかく一緒に研究するので、お互いの興味や価値観が合うかどうかを確かめることを大切にしています。
- 名古屋大学生命農学研究科の大学院入試情報はこちら(公式サイト) もご参照ください。
(博士課程進学を考えている方へ:近年は奨学金・RA・フェローシップなど、多様な経済的支援制度があります)
学部生
研究グループで何をやっているのかをざっくり紹介すると:
- 脳の中でだけ効く “ホルモン”(神経ペプチド)を放出するニューロンが、
- どんな刺激で
- どのタイミングで
“ホルモン” を出すのか
- その結果として、
- 嗅覚(匂いの感じやすさ)や視覚(見え方)などの感覚系
- 中枢神経系の働き
がどう変化し、行動にどう影響するのか
- さらに、フグがフグ毒を匂いとして感知するしくみと、その生物学的な意味
…といったことを調べることで、養殖や繁殖時の動物行動制御を、よりスマートに行う方法 を探ることを目指しています。
私は、生物学基礎 I や動物生理学 I で担当している「循環器」や「筋肉」そのものの研究はやっていません。また、生物情報処理演習で統計やデータ解析の話をしますが、ひたすら統計計算だけをしているわけでもありません。

(注:生成AIに書かせています。実際には素手で電気生理の電極持って記録なんてしません(苦笑))
他の研究室・グループとの違い
- 細胞から個体レベルまでの「情報の変化」をリアルタイムに計測し、その影響を解析する
- 「繁殖状態に応じて、脳(=コンピュータ)のハードとソフトがどう作り変わるか?」
というテーマなので、特定の魚種だけでなく広く動物一般に応用できる知見 を目指します- 「どうせ調べるなら、応用範囲が広い現象を、自分の好きな魚で 調べよう」
というスタンスで研究しています
- 「どうせ調べるなら、応用範囲が広い現象を、自分の好きな魚で 調べよう」
卒研を考えている学部生へ
ただ生き物を育てる/形態を見る だけでなく、
「生き物から得られたデータを解析して、その先を予測する」
という体験をしてもらいたいと考えています(これって研究だけでなく,人生のいろんな局面で役に立ちます)。たとえば、行動や神経応答のデータから「どの刺激に反応したのか」「どの条件で応答が変わるのか」を読み解く力を身につけます。
- 生きている状態の魚や脳から信号を記録して分析してみたい
- データを「わかりやすい・理解しやすいグラフ・図になるように工夫する」「”意味を読み取る”のが好き/やってみたい」
- 魚や水圏生物を通して、脳と行動のしくみを知りたい
そんなあなた、一緒に研究を楽しみませんか?
研究室の雰囲気や、どんな実験・解析をしているかを実際に見てみたい人、オープンラボの時期以外でも研究室見学・相談、歓迎です。興味を持ったら気軽に遊びに来てください。

